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この前の土曜日。
うちの大学の医学部さん主催のトリアージ訓練、ってのに参加してきました。
サークルつながりの参加で、工学部からの参加は知ってるところ
自分含めた2人。って、そのサークルの2人。
トリアージってのは、聞きなれない言葉ですけども、
要するに、急患に対応するための訓練とでも言うのでしょうか。
今回は、地震が起こったと想定し、
大学病院に外部からの患者を受け入れ、それに対応する訓練。
ちなみに私、怪我人役をしてきました。
そのためにボランティアが30~40人ぐらい集まるんですよ。
その一人です。
で、個人個人に怪我の種類とかが割り当てられるのですが、
私は「右肋骨骨折、および気胸」
つまりですね、右の肋骨が折れて肺に刺さり、肺は潰れ、
空気が右肺には入らない。
って状況。ちなみに歩けない人グループに入りました。
そんで、メイクもするんですよ。
私の場合は、胸にカバーを付けて、
骨折箇所を赤黒く色を塗るって感じで。
皮膚にも色を塗られ、くすぐったいったらありゃしない。
最後にメイクされたので、メイクさんに少々遊ばれる。
指先青く塗られたり(酸素が行ってない)とか。
時間が来ると、車で病院玄関までつれてかれる。
ドアが開いた!ハイ演技開始!
「どうしました!?」(病院の人)
「痛い…!、胸が、胸があぁぁぁぁぁぁぁ」
「腕ですか!?」
「胸…(!)、右胸です…(!)」
そんな問答を少々。
歩けないので車椅子に乗せられる。
この時、脇の下に手を入れ持ち上げ、移されたのだけれど、
実際骨折してたら、かなり痛いような…。
さて、車椅子で玄関まで運ばれ、そこで名前を聞かれたり、
詳しい病状を聞かれる。
その間にも、
「ぐあぁぁ…、うぅうぅぅぅ…、ゼヒハー、ゼヒハー」
と怪我人演技。
片肺が潰れていると、苦しいんでしょうか?
その辺は知らないので、想像(創造とも言えるかも)するしかない。
とりあえず、骨折は痛いんでしょうが、
麻痺して痛みを感じない…、とかあるのかな?
なにせ、骨折したこと無いんで。
しばらくすると、車椅子押され病院の廊下を疾走。
これは楽しかった。次回トリアージに誘われたら、ぜひ歩けない人役で。
あとは、よく手術前に乗せられるガラガラキャスター(仮)に乗せられる。
その間、もちろん呻き継続。
なんか、周りの人はあんまり痛がっていない気がするものの、
かまわず呻く。
…といいますか、症状上目を開けっ放しにしていると「らしくない」
気がしまして、ほぼ目をつぶっていたので、他の状況全然見てませぬ。
そして、医師団に囲まれる(おそらく)。
血圧計…、点滴…、体にぺたぺた付けられていく…。
「このぐらいだったら四人部屋でいいだろ」
とか、聞こえてくる。
痛み止め投入…、酸素マスク…、
「ま、この程度ならそれでいいだろう」
この程度!?
医者にとってはこの程度でも、患者にとっては大問題。
でも、お医者には日常茶飯事?あぁ、慣れって怖い。
「じゃあ、ついでに尿管も入れとく?」
とか、聞こえてきますけど、
ついでに?
あんたら、遊んでるだろ!!
まさか、ベルト外されるとは思いませんがな。
痛み止め投入されていつまでも痛がってるのも変だろうと、
呻きdown。
痛み止めの効果は、お世話になったので、信用に値するでしょう。
まぁ、あれは歯茎でしたが。
ガラガラ…。
「もう結構ですよ」
と、言われるまで微妙に痛がる演技続行。
はぁ。
結構疲れましたね。
特に、車椅子に乗っている時に、のけぞりながら呻いていたら、
軽く酸欠気味になって、こう意識がすーーっと…、してしまったり。
痛みに耐えるのも疲れるものですが、
痛がる振りも疲れるんですね。
いやはや、いい経験でした。また参加したいですね。